2011年5月~
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<今まで使用していたテレビアンテナ群>
・最上部がアナログ用UHFアンテナ、中断が大型のアナログVHFアンテナ、最下部がBSアンテナ。
・アンテナの取り付け金具の錆でアンテナマストがかなり貰いさびを受けている。
・BSアンテナは20年前では画期的に利得が高かったTDKのセンターフィード式のパラボラアンテナ。 利得は高かったが、ディッシュの仰角が法線方向になるので雪や雨がディッシュに入るため悪天候時にブロックノイズが出易いアンテナだった。
<古いCATV、BS受信システムの配電盤内部>
・テレビアンテナから4世帯に分岐するブースター、混合器、分配器などを収容している配電盤内部。 左上の箱がCATV用ブースター、右上の黒い箱がBS用ブースター。
<アンテナマストのさび状態>
実際にはマストは亜鉛のどぶ漬けめっきをしてあるので、マストそのものの腐食は軽微で、ほとんどの赤錆はアンテナの鉄製取付金具が腐食して赤錆がマストに雨水と共に垂れた「貰いさび」の状態。
<古いアンテナの錆び状態の例>
・左上、右上、左下が古いUHFアンテナの鉄製金具の錆び状態で、かなり腐食が進んでいる。 右下がBSアンテナの鉄製金具の錆び状態。
・VHFアンテナの金具は耐久性共同アンテナだったため、金具はステンレス製で流石に錆びは貰い錆びだけで耐久性は十分であった。
<錆び対策>
何でもこだわりをもって対処する癖が抜けないのぶちゃんが、防錆にこだわるのはメンテナンス時の作業のやり易さに有る。 高所での作業では鉄のネジが錆びて取れなくなると危険につながることが多いためだ。
・新しいUHFアンテナの鉄製金属取り付け金具類(左上2枚)と鉄製部品を分解して亜鉛めっき塗装をした状態(左下)。
・亜鉛めっき塗料はローバルの300mLスプレーを使用。 ただし、UHFアンテナによっては塗装をすることにより電気的に導通が必要な部分を絶縁してしまい、アンテナの本来の性能を阻害することがあるのでアンテナの構造は十分理解したうえで塗装することが必 要。
・プラスティック部品は溶剤によりクラックなどが入るので塗装は禁止。 鉄部品を分解して外して塗装するのがベター。
・右はアンテナマストに亜鉛塗装をしているところ。3階の屋根の上の壁面に固定されているマストはかなりしなるのでつかまることが出来ず、脚立に上がって不安定な状態でスプレー塗装しているところ。
<新しいUHFアンテナの防錆処理>
・新しいUHFアンテナはマストの最高部に取り付けるため、メンテナンス時にネジなどが錆び付いていると高所での作業が困難となり危険を伴うので鉄製部材は使いたくない。
・新しいアンテナの取付金具は鉄製で簡単なめっき仕上げで直ぐに錆びそう。 そこで、こだわるのぶちゃんとしては、亜鉛めっき塗装を厚めに塗り、ネジ類は全てステンレス製にすることにした。
⇒これだけでも、かなり錆びにくくなるはず。
<新しいBSCSアンテナの取付金具の防錆処理>
・このアンテナは金属部品が亜鉛のどぶ漬けめっきされており、そのままでも使えたが念のために亜鉛めっき塗装をを施した。
・ネジは鉄製だが8mmネジを使っているので固定もしっかり出来る構造。
<新しいBS/CSパラボラアンテナ>
・左の写真の上が古いBSアンテナ。 下が新しいBS/CSアンテナ。
・古いアンテナは設計的にアンテナの前に障害物が無いセンターフィード式のため衛星方向にディッシュの法線方向が向かっているので仰角が高くなる。 高感度な反面に雪や雨が溜まり易くブロックノイズがでやすくなることが理解できる。
・新しいアンテナは一般的な構造で、コレクターが前に突き出ているので影になり高感度化が難しいが、ディッシュそのものの仰角は低いので雪や雨には有利な構造。 今回選択したアンテナは50mmφの太いアンテナマストにも取り付けでき、小型ながら高感度、低ノイズの仕様。
・1週間程度のモニター期間が終わった後には、古いBSアンテナを撤去するだけで、切替は短時間に終わるようにセッティングしている。
<TVK向け高感度アンテナの取り付け>
・鉄部材に亜鉛めっきを施し、ネジ類をステンレス製に替えた新しいUHFアンテナをアンテナマストに取り付けたところ。
・マストの頂上に取り付けるのが良いのだが、危険なため手の届く最上位置にした。 今後メンテナンスが出来ることも配慮した。
・アンテナマストも亜鉛めっき塗料で塗装で綺麗になった。
<古いUHFアンテナの改造>
・取付金具がボロボロに錆びていた古いUHFアンテナだが、東京タワーの信号を受信することは出来るため、アマチュア無線用のメンテナンス用に保有していたアルミ取り付け金具とステンレスUボルトで改造し、暫く使えるようにした。
・東京タワーからの電波は比較的強いので混合器を使用した時の電波の干渉問題などの調査には十分役に立つはずだし、そのまま継続して使用も可能性が高い。
<設置完了したアンテナ>
● 完了は夕方になってしまい、屋上からの夕闇の風景。
・一番上がTVK(横浜)向けの新しいUHFアンテナ。 電波が弱いので少しでも利得を稼ぐために最上段に設置している。
・2段目が古い改造したUHFアンテナで、東京タワ(スカイツリー)向け。
・3段目が古いBSパラボラアンテナ。
・最下部が新しいBS/CSパラボラアンテナ。
●試験中の我が家では、UHF2本で地デジ、最下部のパラボラアンテナでBS、CSを受信して状況の確認中。
●他世帯は、地デジはCATV、BSは3段目の古いアンテナを使って受信中。
●状況確認後、我が家と同様に他世帯を分配器で接続し、不要になる3段目のBSアンテナを撤去する。
<アンテナ受信によるテレビ受信システムの配電盤内部>
・古い受信システムは、CATVとBSの2つのブースターが取り付けれれていたが、新しいシステムではUHF、BS/CSが1つのブースターで混合されるので配電盤内部もすっきりしてコンパクトになった。
・ブースターのアンテナ入力とブースター出力が交差すると干渉して発信する場合があるので、機器の配置に注意した。
・左下がアンテナケーブルの入り口と混合器+フィルターを並置し、ブースターのUHF、BS/CS入力へ接続。 ブースター出力は右上に回してから左上にケーブルを出して分配器につなぎ、各世帯へのケーブル配線は左上から壁内へ貫通させている。
・下に数本延びているケーブルは、今まで使用していたブースター(2台)の配線ケーブル。 新しいシステムに問題なければ、後日完全に撤去する。
●2011年7月9日に4世帯への新しいアンテナ受信に切り替えを行い、各世帯ともに我が家の受信状態とほぼ同様の状態であることを確認した。
●1世帯だけCATVの有料放送を受信していた世帯が、電波の弱いTVK、東京MXが受信できなかったが、どうやら原因はCATVのアナログ有料放送を受信するチューナーを接続したままデジタル放送を受信していたための模様。
●7月18日まで毎日家中のテレビの受信状況を確認したが、安定しておりこれで我が家と他3世帯分の地デジ対策は、TVK受信で試行錯誤を繰り返したが無事完了した。
●アナログ放送停波後、東京タワーからスカイツリーに移行した時の受信状況により更なる対策が必要になるかもしれない。